ケアマネージャーの給料は?
ケアマネージャーの資格取得を目指す場合、仕事をする際の給料も気になる点だとは思います。今回はケアマネージャーの給料に関するお話をしたいと思います。
ケアマネージャーはほとんどが兼業
そもそも日本に専任のケアマネージャーとして働いている人はあまり多くはありません。というのも、ケアマネージャーの受験資格を満たすためには実務経験が必要になります。つまりケアマネージャーの資格を取得する人はすでにその道である程度の仕事をこなせる人材であるということです。
そのため、ケアマネージャーの資格を取得してもあくまでこれまでの業務にケアマネージャーとしての仕事がプラスされるというような形になります。もちろんケアマネージャーの仕事の割合がどれくらいになるかは人それぞれでしょう。
これまで介護職に従事していた人がケアマネージャーの資格を取得することで、これまでの現場での介護職の割合が仕事全体の5割程度になり、残りの5割の仕事がケアマネージャーとしての仕事になる人もいるでしょう。
また現場での介護職の割合が1割になり、ケアマネージャーとしての仕事が9割になる人もいるでしょう。これは本当に人それぞれです。
ケアマネージャーとして仕事をした場合
その報酬は「ケアプラン作成報酬」というような形で基本的に支払われます。そのため、純粋にケアマネージャーとしての仕事の報酬は、どれだけケアプランを作成したかという点が大きく関わってくるのです。
以上の点から、純粋な意味でのケアマネージャーの給料の平均を出すのは難しいことなのです。
ケアマネージャーの平均給与は?
ケアマネージャーとしての純粋な給料の平均値を出すのは難しいです。
とは言っても、一応業務のひとつとしてケアマネージャーの仕事をしている人たちの平均給料のデータなどは存在します。
平成26年のケアマネージャーの平均的な月収は26万円と発表されており、そこから割り出される平均年収は372万円ほどと言われています。
この数字を高いとみるか低いとみるかは人それぞれでしょう。ですが介護職という観点からみると他の介護士等の給料と比べると高いといえるでしょう。
何度もいいますが、これは「ケアマネージャーとしての業務」プラス「人それぞれの通常業務」の収入が一つになったものですので、勘違いをしないようにしてください。
確かにケアマネージャーの資格を取得し、上手に活かすせば給料アップも可能です。しかし、そこに至るまでには必ず数年間の実務経験が必要になるということも忘れないようにしてください。